車はガソリンなどの燃料を使って動きます。ガソリンはエンジン内部で爆発・燃焼反応を起こし、車を動かすエネルギーを発生させているんですね。
燃焼中の空気とガソリンを混ぜ合わせた混合気体の周辺は非常に高温になり、エンジン内部の温度は800℃程度まで上昇します。エンジン内の直接燃焼気体に触れる部品は鉄やアルミなどの金属でできていますが、そこまでの高温には耐えられません。
温度が上がり過ぎると、金属材料の強度低下や、熱歪みによる亀裂の発生、エンジン焼き付き、ノッキングなどのトラブルに繋がります。このトラブルが悪化すると、最悪エンジンが壊れてしまうんですね。なので、エンジンを正常に動かし続けるためには、冷却装置が必要不可欠であるというわけです。
現在、最も多く使用されているエンジンの冷却方式は「水冷式」です。
水冷式は、冷却水の通る流路を設け、冷却水が各部品の熱を奪うように設計されており、主に以下のような冷却装置が使用されています。
・ウォーターポンプ
・ウォータージャケット
・ラジエーター
・ラジエータファン
・サーモスタット
エンジンには“ウォータージャケット”という水路が設けられ、冷却水はそこを通過して熱を奪います。熱を受け取って熱くなった冷却水は、“ラジエータ”で冷却されて再び熱を奪える温度に戻ります。これを繰り返すことで、エンジンを冷却しています。
冷却水は走行時に高温になるため、少しずつ水が蒸発していきます。一般的な使用で、1年で約0.3リットル蒸発します。
冷却水が不足すると、当然のことながら冷却性能が低下しオーバーヒートの原因になります。冷却はエンジンを守るための非常に重要なシステムですので、“日常点検”がとても大切。日常点検ではボンネットを開けて主に下記をチェックしましょう。
・冷却水の容量と色
冷却水の容量を確認するためには、リザーブタンクを確認します。下限を下回っていたり、下限に近い場合は補充を行いましょう。また、冷却水は通常きれいな緑色(トヨタ車は赤色)をしていますが、もし濁っていたり茶色っぽく変色していたりしたらすぐに交換しましょう。
・ラジエータキャップ
ラジエータキャップは、ラジエータコアユニットの上側に取り付けられており、基本的にゴム製なので徐々に劣化します。劣化するにつれて機能が十分発揮されなくなり、冷却水が噴き出してしまうこともあるので、その場合は交換しましょう。
・ウォーターホース
エンジンルームを覗くと、ラジエータやエンジン周辺から黒いホースが伸びているのが見えると思います。このウォーターホースはゴム製ですので、当然のことながら劣化します。ホースを指で押してみて、硬化していたり変形していたりしたら交換しましょう。
・冷却水の漏れ
冷却水には緑や赤などの色がついています。エンジンルーム内に飛び散っていたり、駐車場の下に滴ったりしていないか確認しましょう。
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