イグニッションコイルとは、エンジン内で燃料を燃焼させるために不可欠な部品で、バッテリーから供給されている電圧を増幅させる役割を持ちます。
車のエンジンは、空気とガソリンを圧縮してつくる混合気と呼ばれる気体を燃やして動きますが、混合気に火を付けるためにスパークプラグという部品で火花を発生させます。スパークプラグで火花を起こすには非常に高い電圧をかける必要があり、その際、バッテリーの電圧を増幅させるのがイグニッションコイルの役目。
イグニッションコイルは消耗品のため、寿命が来る前に交換する必要があります。今回は、イグニッションコイルに関する知識と交換のタイミングについてご説明します。
エンジンを動かすための重要な部品であるイグニッションコイルが劣化・故障すると、下記のような症状が見られます。
1、エンジンがかかりにくい
2、アイドリング回転数が不安定
3、車体が振動する
4、加速が弱い
5、エンジン警告灯が点灯する
前述のような故障の症状が現れたときは、イグニッションコイルが寿命を迎えている可能性があるので、修理工場やディーラーに相談して交換しましょう。
また、故障の症状が見られない場合でも、一般的には走行距離10万kmが交換の目安といわれています。 ただし、必ず10万km持つというわけではないため、日頃から車の症状に注意し、故障の症状が現れたら交換を行いましょう。
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